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ようやく雪も降らなくなり、“雪囲い”も外してすっきりした【東沢夢工房】さんです。
北国に生きる者にとっては、春になるだけでもほんとうに嬉しく、ありがたく思われます。 |
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女性だけの工房ですから、ちょっとした鉢植えなどの優しさが溢れています。ああ、花を見るとほっとしますね。
厳冬の苦しさ、淋しさが氷解していくようで嬉しいです。
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訪れた日は“大根”とこの地方の名産になっている“薄皮丸茄子”の掘り出しとパッケージの作業中でした。
こちらは四度漬けが完了し掘り出したばかりの大根です。色が染みて本当に美味しそうです。いえ、本当にみずみずしくって美味しいですよ。地場の野菜で作るとこんなに漬け物も優しく仕上がるんですね。
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漬けものは顔付きがばらばらですから、重量をそろえるのが大変です。
大きさと重さを上手く調整するのは慣れないと確かに難しそうですね。
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工房の側の山の斜面に来ました。シャベルで掘って残雪を掻き出しています。いったい全体何をするつもりなのでしょう。
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雪を工房に持ち帰って冷水を作っています。こんな冷たい水を何に使うのでしょう。
わかりました。漬けものは酵母や乳酸菌が活発に生きている発酵食品です。このままではパッケージしても発酵が起きてガス膨張が起きてしまうのですね。
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真空包装の後で、こうして八十度の沸かしたお湯にちょっとだけ袋ごと浸からせます。酵母菌などを眠らせた後で、急冷する際にあの雪が活躍するわけです。
自然豊かな東沢ならではの工夫です。もちろん急冷後は水道水で清めて、いよいよ出荷です。
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試しに漬け込んでみた“花作大根”です。
“はなつくりだいこん”なんて、すてきな名前ですね! |
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ちょっと分かりにくいかもしれませんが、左がいつもの地場大根、右が“花作大根”。優しい黄金色に仕上がりました。
“花作大根”、さくさくして歯応えがあります。これは珍味です!商品化なったら楽しいですね。
それにしても【東沢夢工房】さんは研究熱心で頭が下がります。また寄らせていただきます!(撮影2009年4月)
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